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パンチアウト連携とは|大学購買での使い方と連携例

購買システムから法人向けECのカタログに接続して申請・発注するパンチアウト連携の仕組み、パンチインとの違い、公式に挙げられている連携先システム、大学の公式事例を、Amazonビジネスとモノタロウの公式資料で整理します。

この記事の内容
  1. 結論:パンチアウトは「購買システムにログインしたまま外部カタログで商品を選び、購買システムで申請・発注する」仕組み。大学向けの財務・予算管理システムも公式の連携先に含まれる
  2. 1. 仕組み
  3. 2. 公式資料(2021年6月版)に掲載されている連携例
  4. 3. 大学・学校法人の公式事例
  5. 4. 大学で確認すること
  6. よくある質問
  7. まとめ
  8. 比較表

Amazonビジネスやモノタロウを大学で使うとき、「購買システムと連携できるか」が財務・経理担当部署と情報システム部門の関心事になります。連携の中心にあるのがパンチアウトで、ベンダーの解説記事は多い一方、大学でどう使われているかは公式情報が限られています。

この記事では、パンチアウト連携の仕組み、パンチインとの違い、公式に連携先として挙げられているシステム、大学・学校法人の公式事例を、Amazonビジネス・モノタロウと連携システム各社の公式資料で整理します。購買基盤や法人向けECの比較は大学の物品調達・購買システム比較をご覧ください。

結論:パンチアウトは「購買システムにログインしたまま外部カタログで商品を選び、購買システムで申請・発注する」仕組み。大学向けの財務・予算管理システムも公式の連携先に含まれる

  • Amazonビジネスの公式資料は、パンチアウトを「購買・経費精算システムにログインし外部カタログへ連携、選択商品情報を元に申請・発注する機能」と定義しています。承認・予算管理との連携範囲は、購買システムと設定により異なるため確認が必要です
  • パンチインは逆方向で、Amazonビジネス側から開始してカートを購買システムへ送る方式です。連携メニューにはこのほかSSO、横串検索、内部カタログがあります
  • 公式資料に連携可能なシステムとして、SAP Ariba、Coupa、SOLOEL、KOBUY、楽々Procurement II、eKeihi、Concur、楽楽精算などに加え、大学向けのACOffice(エデュース)、Dr.Budget(エヌ・ビー・ソリューション)が挙げられています
  • モノタロウも「モノタロウ PunchOut」を提供し、SAP Ariba、Coupa、Oracle Procurement Cloudなどを接続先の例として挙げています

1. 仕組み

購買システム(または経費精算システム)の利用者は、そのシステムにログインしたまま外部ECのカタログ画面に移動し、商品を選んでカートを購買システムに戻します。申請・承認・発注は購買システム側で行われ、承認後にECへ発注が流れます。申請・承認のどこまでが購買システム側で行われるかは、購買システムの機能と設定によって異なります。ECを研究室が個別に使う場合と違い、購買システムの承認ルールを発注前に通せる構成が取れるかを確認してください。

パンチインは、EC側(Amazonビジネス)から開始し、選んだ商品のカートを購買システムへ送る方式です。対応可否を前提に、承認・アカウント管理などの運用要件で判断します。

2. 公式資料(2021年6月版)に掲載されている連携例

Amazonビジネスの公式資料(2021年6月版)に連携可能なシステムの例として記載されているものです(記載名のまま。現時点の動作保証を示すものではありません)。

  • 購買・調達:SAP Ariba、Coupa、EPCUS、Kobuy、Oracle Fusion Cloud Procurement、SOLOEL、Tradeshift Buy、楽々Procurement II
  • 経費精算:eKeihi、Concur、ジョブカン、楽楽精算
  • 大学向け:ACOffice(エデュース)、Dr.Budget(エヌ・ビー・ソリューション)
  • その他:desknet’s NEO、Workday など

大学向けの財務会計・予算管理システムが連携先に含まれている点が、大学の購買にとっての要点です。財務プロ(ACOffice)はAmazonビジネス連携オプションを、Dr.Budgetは取得入力時にAmazonから商品を選択して調達する機能を、それぞれ公式ページに記載しています(研究費管理システム比較)。ニッセイコムの国公立大学向けGrowOne 財務会計にもAmazonビジネス連携オプション(2024年10月提供開始)があります。

モノタロウは「モノタロウ PunchOut」の接続先の例としてSAP Ariba、Coupa、Oracle Procurement Cloud、べんりねっと、e-ぶんた君を挙げ、2022年5月にTradeshiftとのパンチアウト連携を発表しています。cXMLなどの規格名はAmazonビジネス・モノタロウとも公式ページに明記がありません。

3. 大学・学校法人の公式事例

  • 片柳学園(Amazonビジネス公式事例):ワークスアプリケーションズの「HUE-Purchase」からパンチアウト連携。初回利用時にアカウントが自動生成され、部署単位で請求書を発行
  • Amazonビジネスの教育・研究機関向けページには「過去3年でシステム連携を実現している大学・研究機関が4倍以上」(2025年4月時点)の記載があります
  • モノタロウのパンチアウトの大学事例は公式に確認できませんでした

4. 大学で確認すること

  1. 購買システム側の対応:学内の購買・財務会計・予算管理システムがパンチアウト(またはパンチイン)に対応しているか。ベンダー公式の連携先一覧に載っているか、載っていなければ個別開発の要否
  2. 承認と予算:申請時の承認ルートと予算の引き当てが購買システム側で完結するか。研究費の財源別管理との整合(科研費でAmazon・モノタロウを使うときのルール
  3. 請求と証憑:請求書の発行単位(部署・財源)と適格請求書の取得方法(Amazonビジネス請求書払いを大学経理で使う条件
  4. 検収:ECからの納品も検収の対象。発注データと現物の照合を購買システム上で行えるか(検収とは|大学の納品検収と検収センターの役割
  5. アカウント管理:片柳学園の例のように初回利用時に自動生成される場合の、退職者のアカウント削除とSSOの扱い
  6. 費用:連携オプションの有無と費用(財務会計側の連携オプションは要問い合わせの製品が多い)

条件の照合は条件別サービス比較で、ベンダーへの確認項目は導入チェックリストで書き出せます。

よくある質問

Q. パンチアウトとパンチインはどちらを選べばよいですか? A. まず購買システム側の対応可否を確認し、そのうえで承認・アカウント管理などの運用要件で判断します。

Q. 購買システムが無い大学でも使えますか? A. パンチアウトは購買・経費精算システムからの接続が前提です。システムが無い場合は、Amazonビジネス側のグループ・承認ワークフローや請求書払いの設定で運用する構成になります。

Q. 財務会計システムと直接つなげますか? A. 大学向けでは財務プロ(ACOffice)、Dr.Budget、GrowOne 財務会計(国公立大学向け)がAmazonビジネス連携を公式に記載しています。連携の範囲(購入データの取込か、パンチアウトか)は製品ごとに確認が必要です。

まとめ

パンチアウト連携は、購買システムにログインしたまま外部ECのカタログで商品を選び、申請・承認・発注を購買システム側で行う仕組みです。Amazonビジネスの公式資料(2021年6月版)には、購買・経費精算システムに加えて大学向けのACOfficeとDr.Budgetが連携例として挙げられ、学校法人片柳学園の公式事例があります。大学で検討するときは、購買システム側の対応、承認と予算の引き当て、請求と証憑、検収、アカウント管理、費用の6点を確認してください。

比較表

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全4件(名前順・順位ではありません)

※ 表は横にスクロールできます。

Amazonビジネス、KOBUY(コーバイ)、SOLOEL購買システム(旧ソロエルアリーナ)、モノタロウ(エンタープライズモノタロウ)の比較(公式情報に基づく。「確認中」は公式サイトで確認できていない項目)
項目 Amazonビジネス アマゾンジャパン合同会社(Amazon Business) KOBUY(コーバイ) 株式会社KOBUY SOLOEL購買システム(旧ソロエルアリーナ) アスクル株式会社/ソロエル株式会社 モノタロウ(エンタープライズモノタロウ) 株式会社MonotaRO
基本情報
料金(月額換算)登録無料(Prime Business は年額5,900円〜・税込)要問い合わせ(料金表非掲載)Light:初期220万円〜+月30万円〜(無償版 free あり)登録無料(送料は1回3,500円税別以上で無料)
種類法人向けEC購買管理基盤購買管理基盤法人向けEC
対象の設置形態教育・研究機関向け案内あり(私立・国立・公立大学の公式事例あり)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)
機能・対応
請求書払い(掛売) 対応対応確認中対応
承認ワークフロー 対応対応対応対応
予算・部門別管理 対応対応確認中対応
購買システムから接続できる(EC側のパンチアウト対応) 対応該当なし該当なし対応
外部ECを接続できる(購買基盤側のパンチアウト) 該当なし対応対応該当なし
教育機関向けプラン・割引 なし確認中確認中なし
公的研究費の証憑・支払に関する記載 対応対応確認中対応
見積書対応 対応対応対応対応
適格請求書対応の明記 対応確認中確認中対応
学内配送・検収に関する記載 対応該当なし該当なし対応
財務会計システム連携 対応対応対応確認中
契約・導入実績
無料プラン あり確認中ありあり
無料トライアル ありあり該当なし該当なし
法人契約 対応対応対応対応
SSO 対応確認中確認中確認中
大学・学校法人の公式導入事例 ありありなしなし
自治体・教育委員会の公式導入事例 なしなしありなし

○=公式サイトの記載で確認できた ×=公式に非対応(または無し)と確認できた ? 確認中=公式サイトに明記がない(非対応とは限りません) — 該当なし=その種類のサービスには当てはまらない項目。事例の行は「公式サイトに事例掲載があるか」で、利用実績の有無ではありません。確認日は記事末尾の出典一覧。「確認中」の項目は導入チェックリストでベンダーへの確認項目として書き出せます。

出典・参考情報

導入や学内ルール作りの支援(運営会社・初回相談は無料)は導入相談のページをご覧ください。