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比較 情報共有ツール

大学・学校の情報共有ツール比較|Notion・kintone

部署Wiki・申請台帳・引き継ぎに使う情報共有ツール(Notion/kintone/Confluence)を、公式サイトで確認した料金・教育機関向け条件・データの扱い・大学と自治体の導入事例で比較します。

この記事の内容
  1. 結論:「Wiki中心」か「申請・台帳中心」かで分かれる
  2. 各ツールの解説
  3. 大学・学校でのNotion・kintone活用の選び方
  4. よくある質問
  5. まとめ
  6. 比較表

異動が多い大学・学校法人の事務組織では、「前任者しか知らない手順」「メールに埋もれた依頼」「Excelで回している申請台帳」が業務のボトルネックになります。部署のWiki、業務依頼の台帳、引き継ぎ資料をひとつの場所に置きたい——そのとき候補になるのが Notion、kintone、Confluence のような情報共有・業務管理ツールです。

この記事では、この3つを公式サイトで確認できる情報だけで比較します。大学・学校法人での組織導入を前提に、料金の条件(教育機関向けの扱い)、データの保存場所、AI機能とデータの学習利用、そして大学・自治体の導入事例の有無を整理しています。本記事は公式情報を整理したものです。

結論:「Wiki中心」か「申請・台帳中心」かで分かれる

3つは似ているようで、得意な業務が違います。

主な用途公式情報から候補になるもの
部署Wiki・手順書・引き継ぎ資料・会議メモを1か所にNotion(ページ+データベース。教職員個人はプラスプランが無料)、Confluence(Wiki特化。教育機関は定価の75%割引)
申請・台帳・ワークフロー(支払申請、備品管理、問い合わせ管理)kintone(フォーム・データベース・承認ワークフローが標準。教育機関向けライセンスあり)
日本国内保管を条件にしたいkintone(国内保管・ISMAP登録を公式明記)、Confluence(東京リージョン選択可)、Notion(既定は米国。エンタープライズプランで東京リージョン選択可)

大学・自治体の公式導入事例が最も多いのは kintone です。Notion は公式ウェビナー・プレスリリースで芝浦工業大学の活用が紹介されていますが、公式の事例一覧には日本の学校事例がありません。Confluence は日本の学校・自治体の公式事例が確認できませんでした。

各ツールの解説

Notion(Notion Labs, Inc.)

ページとデータベースを自由に組み合わせるツールです。公式の料金ページでは、無料プランのほか、プラスプランが1,650円/ユーザー/月(年払い・年額19,800円の換算。月払いは2,000円)、ビジネスプランが年払い換算3,150円(月払い3,800円)、エンタープライズはカスタム料金です。

教育機関向けの条件は「学生・教職員が教育機関発行のメールアドレスでサインアップすると、個人向けにプラスプランが無料」というものです。教育機関全体(組織)向けの割引プランは公式に記載がありません。組織として管理者機能・SSO・監査ログを使うなら、ビジネス以上のプランを組織契約する形になります。

データは既定で米国に保存され、エンタープライズプランではEU・東京リージョンを追加費用なしで選択できると公式に記載されています。Notion AIについては「ユーザーデータをモデルのトレーニングに使用しない」と明記されています。SOC 2 Type 2、ISO 27001等の取得も公式記載があります。

大学関連では、Notion公式ウェビナー「芝浦工業大学様編」と、Notion Labs Japanのプレスリリース(教職員の事務作業低減のためのNotion活用)があります。

kintone(サイボウズ株式会社)

フォームとデータベースで業務アプリを作るツールで、承認ワークフロー、監査ログ、IPアドレス制限が公式に記載されています。料金はライトコース1,000円/ユーザー/月(税抜、最低10ユーザー、初期費用無料、1か月から契約可)、スタンダード1,800円、ワイド3,000円(最低1,000ユーザー)。無料プランはなく、無料トライアルは30日間です。

**教育機関・自治体向けの「アカデミック/ガバメント ライセンス」**があり、スタンダード1,080円/月、ライト600円/月(いずれも税抜・10ユーザー以上・日本国内の団体限定・パートナー経由で申請)と公式に記載されています。

データは日本国内に保管しすべて冗長化、伝送・保存データをすべて暗号化、ISO/IEC 27001・27017取得、ISMAP登録が明記されています。kintone AIについては「お客様のデータをAIの学習に使用しない」と明記。自治体向けにLGWAN対応の記載もあります。

公式の事例一覧には、関西外国語大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、大阪産業大学、今小路学園くるみ幼稚園の教育機関事例と、鶴ヶ島市役所、神戸市役所、北九州市役所、堺市役所の自治体事例が掲載されています。

Confluence(Atlassian)

Wiki(文書共有)に特化したツールです。日本語の料金ページはドル建て表示で、Standard 6.70ドル/ユーザー/月、Premium 13.20ドル/ユーザー/月(月払い・ユーザー数で単価変動)、年払いは最大17%割引。無料プランは10ユーザーまで、無料トライアルは7日間です。

教育機関向けにはアカデミックライセンスで Standard/Premium/Enterprise が定価の75%割引と公式に記載されています(学校・大学・教育委員会等が対象)。データレジデンシーでアジア太平洋(東京)リージョンを選択でき、SOC 2・ISO 27001等の取得も記載されています。

AI機能については、第三者LLMとゼロデータ保持契約を結び「入力・出力をサービス向上に利用しない」と明記する一方、Atlassian自身は匿名化・集約したメタデータを自社モデルの微調整に使う場合があると記載されており、この点は学内基準との照合が必要です。公式事例ページに日本の大学・学校・自治体の事例は確認できませんでした。

大学・学校でのNotion・kintone活用の選び方

  1. 何を置き換えたいかを決める:手順書・引き継ぎ資料なら Notion か Confluence、申請や台帳なら kintone、が公式機能の並びから見た起点です
  2. 教育機関向け条件を確認する:Notion は個人(教職員)向け無料であって組織向け割引ではない点、kintone と Confluence は組織向けの教育機関ライセンスがある点を、契約担当者と共有する
  3. データの保存場所と学習利用:国内保管が要件なら kintone は標準で国内、Notion はエンタープライズプランで東京を選択、Confluence は東京リージョンを選択。AI機能を使うなら学習利用の記載を確認する(Confluence はメタデータの扱いに注記あり)
  4. 個人利用の広がりを組織利用に切り替える:Notion は教職員が個人アカウントで使い始めやすい分、部署の情報が個人アカウントに残るリスクがあります。組織導入時はワークスペースの管理者を決め、退職時のアカウント処理を決めてから広げてください
  5. 導入事例を確認の材料に使う:事例の有無は品質の証明ではありませんが、同種の組織での運用イメージを得るには役立ちます。kintone は大学・自治体の公式事例が複数あります

学内の確認項目は導入チェックリストから、ツールごとに公式で確認できなかった項目を書き出せます。

よくある質問

Q. Notionを教職員が個人で無料で使っていますが、そのまま部署で使ってよいですか? A. 個人向けの無料枠(教育機関メールでのプラスプラン)は個人利用の条件です。部署として使うなら、組織のワークスペースを契約し、管理者・権限・退職時の扱いを決めてからにしてください。

Q. 自治体(教育委員会)でも使えますか? A. kintone は自治体向けのガバメントライセンスとLGWAN対応、自治体の公式事例が公式に記載されています。Notion・Confluence は日本の自治体の公式事例を確認できませんでした。

まとめ

Wiki・引き継ぎ資料中心なら Notion か Confluence、申請・台帳中心なら kintone。教育機関向けの条件はツールごとに「個人向け無料」「組織向け割引」と性質が違うので、契約担当者と早めに整理してください。データの保存場所とAIの学習利用は、比較表と出典一覧から公式記載を確認できます。

比較表

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全3件(名前順・順位ではありません)

※ 表は横にスクロールできます。

Confluence、kintone、Notionの比較(公式情報に基づく。「確認中」は公式サイトで確認できていない項目)
項目 Confluence Atlassian Pty Ltd kintone サイボウズ株式会社 Notion Notion Labs, Inc.
基本情報
料金(月額換算)Standard 6.70ドル/ユーザー/月〜(ドル建て・教育機関75%割引)月額 1,000円〜(ライト・税抜・10ユーザー〜。教育機関向け600円〜)月額換算 1,650円〜(プラス・年払い。無料プランあり)
対象の設置形態汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)大学・学校等が対象(アカデミックライセンスは適用条件あり)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)
データ保存場所日本国内日本国内米国
機能・対応
教育機関向けプラン・割引 ありありあり
AI機能 対応対応対応
AI学習に使わない明記 確認中対応対応
フォーム・データベース 対応対応対応
ワークフロー・承認 確認中対応確認中
日本語UI 確認中対応対応
監査ログ 対応対応対応
IPアドレス制限 対応対応確認中
契約・導入実績
無料プラン ありなしあり
無料トライアル ありあり該当なし
法人契約 対応対応対応
SSO 対応対応対応
大学・学校法人の公式導入事例 なしありあり
自治体・教育委員会の公式導入事例 ありありなし

○=公式サイトの記載で確認できた ×=公式に非対応(または無し)と確認できた ? 確認中=公式サイトに明記がない(非対応とは限りません) — 該当なし=その種類のサービスには当てはまらない項目。事例の行は「公式サイトに事例掲載があるか」で、利用実績の有無ではありません。確認日は記事末尾の出典一覧。「確認中」の項目は導入チェックリストでベンダーへの確認項目として書き出せます。

出典・参考情報

導入や学内ルール作りの支援(運営会社・初回相談は無料)は導入相談のページをご覧ください。