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Copilotで大学の会議議事録を作る設定と注意点

TeamsのCopilotで大学の会議の議事録の下書きを作るときの、ライセンス、管理者の会議ポリシー、会議オプション(会議中のみ/会議中および会議後/オフ)の違いと、保存・保持の確認点をMicrosoft公式ドキュメントで整理します。

この記事の内容
  1. 結論:Copilot 議事録は「会議オプション」と「文字起こし」の組み合わせで決まる
  2. 1. Copilot 議事録に必要なライセンスと管理者設定
  3. 2. 会議オプション「会議中のみ」「会議中および会議後」の違い
  4. 3. Copilot で議事録の下書きを作る手順
  5. よくある質問
  6. まとめ

Teams で開いた会議の議事録の下書きを Copilot で作れるかは、ライセンスと、管理者の会議ポリシー、開催者が会議ごとに選ぶ「Copilot」の会議オプションの組み合わせで決まります。

この記事では、Copilot で議事録の下書きを作るまでの設定と、大学の会議で使う前の確認点を、Microsoft の公式ドキュメントで確認できる範囲で整理します。

結論:Copilot 議事録は「会議オプション」と「文字起こし」の組み合わせで決まる

  • Teams 会議で Copilot を使う人には、アドオンの Microsoft Copilot ライセンスが要ります。文字起こしだけなら Teams の標準機能です
  • 会議後に、会議中の発言について Copilot に質問するには、会議のトランスクリプトが要ります
  • 「会議中のみ」は会議後に残らない音声テキスト変換データで動きます。文字起こしされなかった部分は、会議後に Copilot で使えません
  • Copilot をオフにすると、その会議の録画と文字起こしもオフになります
  • Copilot の出力は下書きです。確定は人が行います

1. Copilot 議事録に必要なライセンスと管理者設定

ライセンス

Microsoft のライセンスページ(2026年11月確認)では、教育機関は教育機関向けソリューション登録(EES)またはクラウド ソリューション プロバイダー(CSP)を通じて購入し、対象プランとして Microsoft 365 A1・A2・A3・A5、Office 365 A1・A3・A5 が掲載されています。購入前の適格性は、Microsoft の製品契約やサービスの説明で確認するよう案内されています。

会議後の「インテリジェント要約」(AI 会議メモ・推奨タスクなど)は、Teams を使えるライセンスに加えて Teams Premium または Microsoft Copilot のライセンスと、文字起こしをオンにするポリシーが要ります。ただし、スケジュールされた会議では、Microsoft Copilot ライセンスを持つ開催者が、文字起こしや録画を保存せずに AI 要約を作れる機能もあります。この要約は開催者の OneDrive に読み取り専用の Word 文書として保存され、既定では120日後に期限切れになります。

管理者の会議ポリシー

Teams 管理センターの[会議]→[会議ポリシー]→[記録と文字起こし]で、次の2つを設定します。

  • 文字起こし:オン/オフ。新しいポリシーでは既定でオンです
  • Copilot:「オン」「トランスクリプトの保存が必要でオン」(既定値)「デフォルトでトランスクリプトが保存されている状態でオン」「オフ」の4つ

ポリシーはグループや個々のユーザーに割り当てられます。Copilot の値はその開催者が作る会議の既定値を決めるもので、値が「オフ」でも開催者は会議ごとに変更できます。割り当てだけで利用者を特定の部署に限ることにはなりません。

2. 会議オプション「会議中のみ」「会議中および会議後」の違い

開催者は、組織のポリシー・秘密度ラベル・テンプレート設定に応じて、会議の[オプション]→[Copilot とその他の AI]で選びます。

  • 会議中および会議後:Copilot の利用に文字起こしが伴います。文字起こしを止めると Copilot も止まります。会議後も要約タブや会議チャットで質問できます
  • 会議中のみ:会議後に保存されない音声テキスト変換データで動きます。誰かが文字起こしを始めた場合は、文字起こしされた部分だけ会議後も使えます
  • オフ:会議の Copilot と録画・文字起こしが無効になります。会議チャットの Copilot は、チャットの内容だけで使えます

既定値の「トランスクリプトの保存が必要でオン」が割り当てられた開催者は「会議中および会議後」に固定され、この値を変更できません。文字起こしを残さない会議で「会議中のみ」を使う予定がある場合は、その開催者に割り当てたポリシーの値を確認します。

なお、録画と文字起こしを無効にしていても、商用クラウドでは組織の Microsoft Purview 保持ポリシーによって Copilot のプロンプトと応答がコンプライアンス目的で保持される場合がある、と公式に書かれています。

3. Copilot で議事録の下書きを作る手順

  1. 会議前:開催者が会議オプションを確認し、「会議中および会議後」にします
  2. 会議中:会議コントロールの[Copilot]を選び、文字起こしの開始を確認します。Copilot とのやり取りは本人にしか表示されません
  3. 会議後:会議チャットか[要約]タブで Copilot を開き、議題ごとの要点や決定事項、宿題の一覧を頼みます

公式のよくある質問は、約2時間以上の長い会議を小さなセグメントに分けることを検討するよう案内しています。録音から確定までの流れは教授会の議事録をAIで作る手順と注意点にまとめています。

使う前に確認すること

  • 保存先:トランスクリプトは録画とともに OneDrive・SharePoint に保存されます。正式な議事録の保存先・保存期間・閲覧権限は、学内規程で確認する項目です
  • 使えない会議:エンドツーエンド暗号化の会議、組織の外部でホストされた会議では使えません
  • データ:Teams の Copilot はユーザーデータをモデルのトレーニングに使わない、と公式に書かれています

学内の線引きは議事録AIの学内利用ガイドラインの作り方、文字起こしだけで足りるかの判断はTeams標準の文字起こしと議事録AIの比較をご覧ください。

よくある質問

Q. Copilot のライセンスがない職員が開催者でも設定できますか? A. 公式サポートでは、ライセンスがない開催者でも、自分が開催する会議の Copilot の使い方を設定できるとされています。

Q. 要約はそのまま議事録になりますか? A. 公式のよくある質問は、会議の Copilot の要約は簡潔で、会議の内容を100%網羅するとは限らないとしています。回答が常に正確とは限らないので、事実を再確認するよう案内されています。

まとめ

Copilot で議事録の下書きを作れるかは、ライセンス、管理者の会議ポリシー(文字起こしと Copilot)、開催者の会議オプションの3つで決まります。会議後に会議中の発言を尋ねるにはトランスクリプトが要ること、商用クラウドでは録画・文字起こしをしなくても Purview 保持ポリシーでプロンプトと応答が保持され得ることが、学内で説明するときの確認の中心になります。

出典・参考情報

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