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比較 議事録AI

Teams標準の文字起こしと議事録AI、大学はどちらを使うべきか

多くの大学が契約済みのMicrosoft Teamsの文字起こし・Copilot要約と、専用の議事録AIサービスを、公式情報をもとに比較。追加契約が必要になる条件を整理します。

この記事の内容
  1. 結論:文字起こしだけならTeams標準で足りる。要約と対面会議で差が出る
  2. Teams標準機能でできること
  3. 専用の議事録AIで加わること
  4. 判断の目安
  5. 併用するときの注意
  6. まとめ
  7. 比較表

Microsoft 365 Educationを契約している大学では、Teamsで教授会や委員会を開くことが当たり前になりました。そこで出てくるのが「Teamsに文字起こしが付いているのに、別の議事録AIを契約する意味があるのか」という疑問です。

この記事では、Teamsの標準機能(文字起こしとCopilotによる要約)と、専用の議事録AIサービスの違いを、公式ドキュメントで確認できる範囲で整理します。

結論:文字起こしだけならTeams標準で足りる。要約と対面会議で差が出る

  • Teamsの会議で、文字起こしがあれば十分な定例会議は、契約エディションと管理者設定で利用可能ならTeams標準機能で運用できます
  • AI要約まで使いたい場合、TeamsではCopilotの追加ライセンス(またはTeams Premium)が必要です。ここで専用サービスと費用を比べることになります
  • 対面の会議室で行う教授会は、Teamsの会議として開いていなければ文字起こしの対象になりません。対面会議が多い大学では専用サービスの出番です
  • 音声を学外に出せない会議は、Teams標準でも専用クラウドサービスでもなく、スタンドアローン型(AmiVoice ScribeAssist など)を検討します

Teams標準機能でできること

文字起こし(トランスクリプト)

Microsoft Learnによると、Teamsの会議トランスクリプトは標準機能で、管理者がTeams管理センターの会議ポリシー(既定でオン)で制御します。Microsoft 365 Education A1/A3/A5 にはTeamsが含まれるため、既存の契約と管理者設定で利用可能なら、追加ライセンスなしで文字起こしを試せる場合があります。ライブ翻訳の文字起こしだけはTeams Premiumが必要です。

トランスクリプトは会議開催者のOneDrive/SharePointに保存され、Teamsのデータはテナントに関連付けられた地理的領域内に保存されます(日本のデータ所在地をサポート。既存テナントはAPAC保存の場合あり)。

Copilotによる会議要約

会議の要点やアクションアイテムを生成する「インテリジェント要約」は、Microsoft 365 Copilotのアドオンライセンス(教育機関はA3/A5前提でEESまたはCSP経由、13歳以上)またはTeams Premiumが必要です。一般法人向けの公開価格はCopilotが4,497円/ユーザー/月相当(年払い)で、教育機関向け価格は公式ページに掲載されていません。

Copilotのプロンプト・応答・Microsoft Graphのデータは基盤LLMの学習に使用されない旨が公式に明記されています。

専用の議事録AIで加わること

専用サービス(Rimo Voice、Otolio、ScribeAssist など)が Teams標準と異なるのは、主に次の点です。

  1. 対面会議の録音に対応:会議室のマイクで録音した音声や、後から取り込んだ音声ファイルを文字起こしできます。対面中心の教授会では、この差が決定的です
  2. 要約が基本機能に含まれる:Rimo Voice はプロプラン以上、Otolio と ScribeAssist は製品に要約が含まれます。TeamsでCopilotライセンスを全員分そろえるより、議事録担当者の分だけ専用サービスを契約する方が安く済む構成もあり得ます(金額は各社の公式料金と自学のライセンス数で試算してください)
  3. 議事録フォーマットへの整形:議題ごとの要旨・決定事項の整理など、議事録として使う形への整形機能を持つサービスがあります
  4. データの扱いを個別に確認できる:Rimo Voice は国内データセンター保管と全プランAI学習なし、Otolio は国内データセンターと許可なく機械学習しない旨をそれぞれ公式に明記しています。ScribeAssist はPC内で動作し、インターネット接続なしでも利用できます

判断の目安

大学の状況目安
会議のほとんどがTeams上、文字起こしがあれば十分Teams標準で運用。追加契約なし
Teams上の会議で、要約もほしいCopilotまたはTeams Premiumの費用と、担当者分の専用サービスの費用を比較
対面の教授会・委員会が多い専用サービス(Rimo Voice、Otolio など)を検討
人事・懲戒など音声を学外に出せない会議があるスタンドアローン型(ScribeAssist)を別枠で検討

併用するときの注意

Teams標準と専用サービスを併用する大学も多いですが、次の点を決めておいてください。

  • どの会議をどちらで記録するかを学内ガイドラインに明記する(議事録AIの学内利用ガイドラインの作り方
  • トランスクリプトの保存先(OneDrive/SharePoint)と専用サービスの保存先が分かれるので、正式な議事録の保存場所は文書管理規程で一本化する
  • 専用サービス側でTeams連携(会議への自動参加)を使う場合、参加者への周知を忘れない

まとめ

Teamsで会議を開いていて文字起こしがあれば足りるなら、契約エディションと管理者設定を確認したうえで標準機能から始められます。判断が分かれるのは「AI要約が必要か」「対面会議が多いか」「学外に音声を出せない会議があるか」の3点で、ここに当てはまる大学では専用サービスの検討に進んでください。各サービスの公式情報は大学向け議事録AI比較にまとめています。

比較表

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全4件(名前順・順位ではありません)

※ 表は横にスクロールできます。

AmiVoice ScribeAssist、Microsoft Teams 文字起こし/Copilot要約、Otolio(旧スマート書記)、Rimo Voiceの比較(公式情報に基づく。「確認中」は公式サイトで確認できていない項目)
項目 AmiVoice ScribeAssist 株式会社アドバンスト・メディア Microsoft Teams 文字起こし/Copilot要約 Microsoft Otolio(旧スマート書記) エピックベース株式会社 Rimo Voice Rimo合同会社
基本情報
料金(月額換算)要問い合わせ(オープン価格・個別見積り)文字起こしはTeams標準機能。Copilot要約は別途ライセンス要問い合わせ(人数課金ではなく初期費用+AIクレジット)月額 1,650円〜
種類専用サービス会議ツール標準機能専用サービス専用サービス
対象の設置形態汎用ソフトウェア(設置形態別の対象は公式明記なし)汎用の会議機能(利用可能なライセンス・管理設定による)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)汎用サービス(設置形態別の対象は公式明記なし)
データ保存場所確認中テナントの地理的領域(日本のデータ所在地に対応)日本国内日本国内
機能・対応
Teams対応 対応対応対応対応
Zoom対応 対応該当なし対応対応
Google Meet対応 対応該当なし対応対応
日本語対応 対応対応対応対応
AI要約 対応対応対応対応
AI学習に使わない明記 確認中対応確認中対応
ネット接続なしで利用可 対応非対応非対応非対応
契約・導入実績
無料プラン 確認中該当なし確認中確認中
無料トライアル あり該当なしありあり
法人契約 対応対応対応対応
SSO 確認中該当なし対応対応
大学・学校法人の公式導入事例 あり該当なしありあり
自治体・教育委員会の公式導入事例 あり該当なしありあり

○=公式サイトの記載で確認できた ×=公式に非対応(または無し)と確認できた ? 確認中=公式サイトに明記がない(非対応とは限りません) — 該当なし=その種類のサービスには当てはまらない項目。事例の行は「公式サイトに事例掲載があるか」で、利用実績の有無ではありません。確認日は記事末尾の出典一覧。「確認中」の項目は導入チェックリストでベンダーへの確認項目として書き出せます。

出典・参考情報

導入や学内ルール作りの支援(運営会社・初回相談は無料)は導入相談のページをご覧ください。